若手求職者に選ばれる印象をつくる
車両は、荷物を運ぶための設備であると同時に、街中や道路を走行する企業広告でもあります。採用候補者が車両を見た際に、「古い印象の会社ではなさそう」「車両を大切にしている会社だと感じる」「このトラックを運転してみたい」と思える外観を目指しました。
トラクタ本体・海上コンテナ専用シャーシのカラーリングデザイン
— 若手ドライバーが「乗ってみたい」と思える、スタイリッシュな車両デザインへ。
掲載画像の一部は、確定デザインをもとにAIで生成した確認用ビジュアルです。実車施工後の写真ではありません。
マストアークス株式会社様の、トラクタ本体および海上コンテナ専用シャーシを対象とした車両カラーリングデザインを担当しました。今回の目的は、単に車両の外観を装飾することではありません。20代・30代を中心とした若手求職者に、「かっこいい」「スタイリッシュ」「この会社のトラックに乗ってみたい」と感じてもらえる車両イメージをつくり、採用広報や企業ブランディングにも活用できるデザインとして整理することが求められました。
既存ロゴの赤を活かしながら、白・黒・赤の3色を基調に、清潔感、信頼感、力強さ、躍動感が伝わるカラーリングを設計しています。



今回のご相談では、若手のドライバー採用を意識し、従来の物流車両とは異なる、スタイリッシュで印象に残る車両デザインが求められていました。物流業界の車両デザインでは、企業カラーを使用した横ラインや、車体上下を分けるツートンカラーが多く見られます。一方で今回は、次のようなご要望をいただきました。
また、一般的な箱型トラックとは異なり、デザイン対象はトラクタ本体と海上コンテナを載せるシャーシ部分です。大きな荷台面へグラフィックを展開するのではなく、限られた車体面積の中で、ロゴ、色、余白、流線のバランスを整える必要がありました。
車両は、荷物を運ぶための設備であると同時に、街中や道路を走行する企業広告でもあります。採用候補者が車両を見た際に、「古い印象の会社ではなさそう」「車両を大切にしている会社だと感じる」「このトラックを運転してみたい」と思える外観を目指しました。
マストアークス株式会社様のロゴには、翼を広げて羽ばたくような上昇感と躍動感があります。このロゴを単に車体へ配置するだけではなく、ロゴが持つ印象を車両全体のデザインへ展開することを重視しました。
トラクタ本体とシャーシ部分は、形状や面積、視認される角度が異なります。正面、左右側面、背面、フレーム部分の見え方を整理し、どの角度から見ても同じブランドの車両だと認識できるよう、配色と流線のつながりを設計しました。
物流企業としての安心感と、管理された清潔な車両イメージを表現します。車体本来の白を大きく残すことで、装飾を増やしすぎず、余白のあるスタイリッシュな印象に整えました。
車両全体を引き締め、トラックが持つ力強さやプロフェッショナルな印象を補強します。白とのコントラストをつくることで、車体の面構成や流線が明確に見えるよう設計しました。
既存ロゴの赤をアクセントとして使用し、ブランドの躍動感と記憶に残る存在感を表現しています。面積を限定して使用することで、赤が過度に主張しすぎず、ロゴと車両全体をつなぐ役割を持たせました。
マストアークス株式会社様のロゴには、翼を広げて羽ばたくような上昇感があります。そこで、ロゴに込められた翼の動きを、赤と黒の流線として車体全体へ展開しました。
翼が生み出す風が車体を駆け抜け、その風に乗って会社が未来へ進んでいく。そのような成長性、推進力、前向きな企業姿勢を、車両のカラーリングとして表現しています。単なる横方向のラインではなく、車体の形状に沿いながら上下へ動く流線を設けることで、停止している状態でも前進するスピード感を感じられる構成にしました。
トラクタ本体では、キャビン上部、ドア周辺、フェンダー付近を中心に、赤とグラファイトの流線を配置しました。ロゴはキャビン上部とドア部分へ展開し、正面・側面のどちらから見ても社名を認識しやすい構成にしています。車体全体をグラフィックで覆うのではなく、白い余白を残しながら流線を配置することで、清潔感と視認性を両立しました。
正面は、走行時や対向車から最も長く視認される面です。キャビン上部へロゴと社名を配置し、左右から中央へつながる赤と黒のラインによって、車両の存在感を高めました。フロントグリル周辺は装飾を抑え、車両本来の力強さが残るよう調整しています。
側面では、ロゴの翼から生まれた風が後方へ流れるような構成にしています。ドア部分のロゴを起点に、キャビン後方からシャーシ部分へ流線をつなげることで、車体全体の一体感を生み出しました。


※実車風モックアップは、デザインの見え方を確認するためにAIで生成したイメージです。実際の車種、車体形状、施工範囲、完成車両とは一部異なる場合があります。
海上コンテナ専用シャーシは、トラクタ本体と比べてグラフィックを配置できる面積が限られます。そのため、側面カバーやフレーム周辺など、実際に視認されやすい箇所へ流線とロゴを展開する想定で整理しました。トラクタ本体と完全に同じ装飾を繰り返すのではなく、色とラインの方向性を共通化することで、連結時にひとつの車両として見えるよう設計しています。

デザイン確定後の見え方を共有しやすくするため、正面・左右側面の面別デザインに加え、道路を走行している状態を想定したイメージビジュアルも制作しました。図面だけでは判断しにくい、遠目から見た印象、昼間と夜間の見え方、走行時のスピード感、都市部や物流拠点での存在感、白・黒・赤のコントラストなどを確認できるようにしています。




※掲載している走行ビジュアルは、カラーリングデザインの方向性・雰囲気を確認するためにAIで生成したイメージです。実際の車種、車体形状、施工範囲、完成車両とは一部異なる場合があります。
白、黒・グラファイト、赤の役割を整理し、車両全体の印象設計を行いました。単に企業カラーを使用するだけでなく、信頼感、プロフェッショナル性、挑戦というブランドイメージと結びつけています。
既存ロゴに込められた翼のモチーフをもとに、「羽ばたきが生む風」というデザインコンセプトを構築しました。配色や装飾を先に決めるのではなく、車両全体を貫くストーリーを設定することで、デザインの一貫性を高めています。
正面、左右側面を想定した確認用デザインを作成しました。車両の形状に合わせ、ロゴ、流線、色面の配置を整理しています。
既存ロゴの赤を活かしながら、白とグラファイトを組み合わせた、清潔感と力強さのある車両カラーリングデザインに仕上げました。ロゴの翼を「風」という流線へ展開することで、単なる装飾ではなく、企業の前進する姿勢や挑戦する意思が伝わるデザインとしています。
また、若手求職者への採用訴求を意識し、従来の物流車両に多い横ラインやツートンカラーとは異なる、現代的でスタイリッシュな印象を目指しました。本案件では、カラー戦略、コンセプト設計、車体への展開、走行イメージまでを一貫して整理しています。
採用広報・企業ブランディングに関するそのほかの制作事例も公開しています。車両・グラフィックデザインのご相談は、検討段階でもお気軽にお問い合わせください。
マストアークス株式会社様は、1990年の創業以来、名古屋港を拠点に海上コンテナの陸上輸送を手がける物流企業です。一般貨物自動車運送事業・貨物利用運送事業を展開し、「安全・丁寧」を第一に、お客様の大切な荷物を確実に届ける輸送サービスを提供されています。
同社が掲げる企業理念は、高品質な輸送業務を通じてお客様の感動を生み出し、社員の幸福と社会の繁栄に貢献すること。安全第一、思いやり、礼儀正しさ、効率化を行動指針とし、ドライバーへの安全教育や運転支援設備の導入、環境負荷の軽減にも継続的に取り組まれています。
少子高齢化や人手不足、AIの進化によって社会構造が変化する中でも、物流を社会や経済を支える重要な基盤と捉え、現場でモノを運ぶ仕事の価値を次の世代へつなぐことを目指されています。今回の車両カラーリングデザインでは、こうした企業としての信頼感や安全への姿勢に加え、若手求職者が「この会社のトラックに乗ってみたい」と感じられる、前向きでスタイリッシュなブランドイメージの構築を目指しました。
トラック・配送車・営業車などの車両カラーリングを、企業ブランディングや採用広報まで踏まえて設計します。
既存ロゴや企業カラーを活かしたい場合も、車両の形状や施工範囲に合わせて、配色・ロゴ配置・面構成・確認用イメージをご提案します。
「若手求職者に好印象を持たれる車両にしたい」「既存の社用車デザインを刷新したい」「施工前に完成イメージを確認したい」といったご相談も歓迎です。