AI検索対策の出発点は、患者さんが来院前に知りたいことを、正確で分かりやすい情報として整えることです。
よくある質問、初診の流れ、費用や対応方針、情報を確認した人。その一つひとつが、受診を考えるための判断材料になります。
特定の書き方や設定で、AIによる引用・推薦や検索順位の上昇が保証されるわけではありません。まずは初診案内の一ページを確認しましょう。第10章では、予約方法・アクセス・来院準備の情報を整理する仮想例を紹介します。
登場する2匹
広報担当のシャムと、相談相手のハチワレ。今回は2匹と一緒に、患者さんが来院前に知りたいことと、クリニックのホームページで伝えたい情報を考えていきます。
シャム
小さな会社で、総務の仕事をしながら広報も担当。「ちょっとお願い」と頼まれると断れず、気づけば広告まで任されるように。張り切って始めたものの、最近は問い合わせの数字が気になって、管理画面を何度も開いてしまう。
新しい文房具と、昼休みの窓際の席が好き。考えごとをすると耳が少し傾く。困っていても最初は「大丈夫」と言いがちだけれど、ハチワレの前ではつい本音がこぼれる。
ハチワレ
営業の現場を長く経験してきた、シャムの相談相手。きちんとしたスーツ姿で少し近寄りがたく見えるけれど、話してみると気さく。自分にも空回りした時期があるので、失敗談を聞いても、まずは最後まで耳を傾ける。
休日は商店街をぶらぶらするのが好き。行きつけの店では、買い物より店主とのおしゃべりが長くなる。普段は落ち着いているのに、好きな店の話になると少し話が長い。シャムには、その脱線もけっこう気に入られている。
「AI検索対策は気になるけれど、何から始めればいいのか」。まずは自院の初診案内で、予約方法や来院前の準備が分かるかを見てみましょう。
シャムとハチワレと一緒に、足りない情報の見つけ方、伝わる書き方、公開前後の確認を考えていきます。開業前の情報整理にも使える内容です。
1.AIに「近くの歯医者」を聞かれたとき、自院の良さは伝わる?
シャム「ハチワレ、患者さんがAIに『近くのおすすめの歯医者は?』って聞くとしたら、医院は何を準備すればいいんだろう?」
ハチワレ「まず、どんなことを相談して医院を探すのか、具体的に考えてみよう。シャムが歯医者に行くのをためらっていたら、何を聞きたい?」
シャム「そうだなあ。しばらく行っていなかったら、怒られないかな、とか。いきなり治療が始まるのもちょっと不安かも」
ハチワレ「では、こんな相談をするかもしれないね」
歯医者が苦手で、何年も行けていません。
○○駅の近くで、治療前に説明を聞ける歯科医院を探しています。

シャム「うん。ただ近ければいい、というわけじゃないんだよね」
ハチワレ「そう。その人が医院のホームページを開いたとき、何が書いてあれば安心して検討できるかな?」
シャム「『患者さまに寄り添う診療』とか?」
ハチワレ「その方針は大切だね。もう少し、行ったときの様子まで分かるとどうだろう。初診では何をするか。苦手なことをいつ伝えられるか。治療について質問できるか」
シャム「あ、それが知りたい。『寄り添います』だけだと、実際にどうしてもらえるかまでは分からないね」
ハチワレ「医院では普段から説明していても、ホームページには書かれていないことがあるんだ」
シャム「来院した人には伝わっているのに、まだ行っていない人には分からないんだね」
ハチワレ「うん。先生やスタッフが普段伝えていることを、来院前にも確認できるようにする。 そこから見直していこう」

2.AI対策って、特別な設定をすれば終わる話?
シャム「でも、AI検索対策って、サイトに何か設定を追加するイメージだったよ。文章を見直すことも関係あるの?」
ハチワレ「あるよ。サイトを検索サービスが読み取れることと、そこに判断に役立つ情報があることは、両方必要だからね」
シャム「設定だけ整っていても、説明が足りなければ困るんだ」
ハチワレ「Google検索のAIによる概要やAIモードには、専用の構造化データを追加する必要はないと案内されているよ。通常の検索に必要な対応と、役立つ情報の整備が土台になるんだ」[出典 1]

シャム「何か一つ設定したら、おすすめしてもらえるということではないんだね」
ハチワレ「うん。それに、見つけてもらった後も大切だよ。ページを読んでも不安が残るなら、患者さんは予約をためらうかもしれない」
シャム「じゃあ、何を順番に確認すればいい?」
ハチワレ「患者さんの気持ちから考えてみよう」
| 患者さんの気持ち | ホームページで答えたいこと |
|---|---|
| 「この医院で相談できるかな?」 | 対応している診療、医院の方針 |
| 「自分でも通えそうかな?」 | 診療時間、アクセス、費用 |
| 「初めてだから不安だな」 | 初診の流れ、よくある質問 |
| 「予約してみようかな」 | 予約方法、予約が確定するタイミング、持ち物 |

シャム「自分が初めて行く場所を調べるときと似ているね」
ハチワレ「そう。患者さんが次に知りたくなることへ、順番に答えられているか。 難しい用語を覚える前に、そこから確認してみよう」
3.「丁寧に説明します」を、行ったときの様子が分かる言葉に
シャム「さっきの『患者さまに寄り添う診療』って、どう書けば伝わるんだろう?」
ハチワレ「まず、実際にどんな対応をしているかを聞いてみたいね」
シャム「たとえば?」
ハチワレ「検査結果を一緒に見ながら説明するのか。治療の選択肢を伝えているのか。費用について質問できる時間があるのか」
シャム「『丁寧』の中身を言葉にするんだ」
ハチワレ「そのとおり。実際にそうした対応をしている医院なら、こんな説明ができるよ」
治療前に、検査結果と治療の選択肢をご説明します。費用や通院の見通しについて気になることがあれば、その場でご質問ください。

シャム「これなら、『費用のことを聞いてもいいんだ』って分かるね」
ハチワレ「医院側では当然のことでも、初めて来る人には分からないからね」
シャム「先生が思っている医院の良さと、患者さんが知りたいことをつなげる必要があるんだ」
ハチワレ「うん。患者さんが知りたいのは、自分が行ったときに、どう対応してもらえるか。 それを想像できる言葉にしていこう」
シャム「開業前なら、これからどんな対応をするのか、院内で決めるきっかけにもなりそう」
ハチワレ「そうだね。載せる言葉と、実際の運用をそろえることが大切だよ」
4.何を書けばいいか迷ったら、受付に聞いてみる
シャム「でも、患者さんの疑問を全部考えるのは大変そう。何から集めればいい?」
ハチワレ「すでに診療している医院なら、受付のスタッフに聞いてみよう」
初めて受診する方から、よく聞かれることは何ですか?
シャム「電話で聞かれること?」
ハチワレ「そう。『初診は何を持って行けばいいですか?』『予約なしでも受診できますか?』といった質問だね」
シャム「集めた質問は、全部FAQに載せるの?」
ハチワレ「FAQは“よくある質問”。まず、同じ内容の質問をまとめて、答えが今のサイトにあるか確かめよう」
シャム「すでに書いてあっても、見つけてもらえていないかもしれないね」
ハチワレ「そう。答えがなければ追加し、見つけにくければ見出しやリンクを直す。たとえば、次の質問から確認できるよ」
- 初めての受診でも、Webから予約できますか?
- 初診では、どのようなことをしますか?
- 費用は、いつ説明してもらえますか?
- 子どもを連れて受診できますか?
- 予約を変更するときは、どうすればよいですか?

シャム「質問の書き方にもコツはある?」
ハチワレ「一つの質問で、一つの知りたいことを短く示すこと。 『初診について』より、『初診では何をしますか?』の方が、何の答えがあるか分かるよね」
シャム「『費用・予約・持ち物について』と一緒にするより、分けた方が探しやすそう」

ハチワレ「うん。開業前なら、予定している予約や受付の流れに沿って、初めて来る人が迷いそうなところを洗い出せるよ」
5.詳しく書く前に、まず質問に答える
シャム「質問が決まったら、できるだけ詳しく答えれば親切かな?」
ハチワレ「詳しさも大切だけれど、最初に答えが分かるようにしたいね」
シャム「最初に?」
ハチワレ「たとえば、『説明を聞いてから治療を検討できますか?』と聞いたのに、医院の理念から長く説明されたらどう?」
シャム「まず、できるのかどうか教えてほしい……」
ハチワレ「その感覚だよ。説明を整理する方法に、PREPという順番がある」
| 順序 | 伝えること |
|---|---|
| 結論 | 質問への答え |
| 理由 | なぜそうなのか |
| 具体例 | 実際の対応や条件 |
| 結論の再確認 | 要点をまとめ、必要なら次の行動を案内する |

シャム「つまり、答えを先に言って、その後に説明するんだね」
ハチワレ「そう。説明を聞いてから検討できる運用の医院なら、こんな形に整理できる」
Q.治療内容や費用の説明を聞いてから、検討できますか?
結論
はい。説明を受けてから、ご検討いただけます。理由
治療方法によって費用や通院の見通しが異なるため、内容をご理解いただいたうえで選んでいただきたいと考えています。具体例
診察・検査の結果を踏まえ、治療の選択肢、費用、主なリスクをご説明します。検査にかかる費用も、実施前にご案内します。結論の再確認・案内
説明を聞いたその場で決めず、持ち帰って検討することもできます。ご希望の場合は、説明時にお申し出ください。
※文章の組み立て方を示した例です。掲載する内容は、自院の実際の対応に合わせてください。

シャム「最初の一文で答えが分かるし、その後を読むと、どう進むかも分かるね」
ハチワレ「ただし、どの質問にも長い回答が必要なわけではないよ」
シャム「『駐車場はありますか?』なら?」
ハチワレ「有無、場所、利用条件が分かれば十分だね」
シャム「全部を同じ型に押し込めなくてもいいんだ」
ハチワレ「うん。必要なことを、知りたい順番で伝えるために使おう。」
6.数字は、患者さんが予定を立てるために使う
シャム「説明を具体的にするなら、数字も入れた方がよさそうだね。実績とか?」
ハチワレ「まず確認したいのは、患者さんが受診を考えるために必要な数字だよ」
シャム「どんな数字?」
ハチワレ「診療時間や最終受付。初診にかかる時間の目安。自由診療の費用と、そこに含まれるものなどだね」
シャム「仕事を何時に切り上げるかとか、お金をどれくらい用意するかに関わるね」

ハチワレ「そう。『時間に余裕を持ってお越しください』だけでは、予定を立てにくい場合があるからね」
シャム「目安が分かれば助かる。でも、人によって違うこともあるよね?」
ハチワレ「だから、数字と条件を一緒に伝えるんだ。所要時間は検査内容によって変わるのか。費用には何が含まれ、何が別途必要なのか」
シャム「施術後のダウンタイムも、同じように考える?」
ハチワレ「うん。ただ、どの施術の、どんな状態を指しているかを明確にしたいね。腫れが落ち着く時期と、仕事に戻る時期では、知りたいことが違う」
シャム「『何日です』だけだと、その数字をどう受け取ればいいか分からないことがあるんだ」
ハチワレ「具体的な見通しは、施術内容や個人差も含め、医師が確認した情報をもとに説明する必要があるよ」
シャム「短くすることばかり考えて、大事な条件を落とさないようにしないとね」
ハチワレ「そのとおり。医療機関の発信では、医療広告のルールも確認しよう。自由診療の費用や主なリスク・副作用の説明、治療内容や効果に関する患者さんの体験談など、掲載に注意が必要な情報があるんだ」[出典 2]
シャム「読みやすく整えた後に、内容が正しいか、載せ方が適切かも確認するんだね」

7.「分かった」の次に、「どうすればいい?」へ答える
シャム「疑問に答えられたら、あとは予約ボタンを置けば大丈夫かな?」
ハチワレ「そのボタンを押す前に、もう一つ気になることはない?」
シャム「押したら、予約が確定するのか、とか?」
ハチワレ「そう。フォームで希望日時を送るだけなのか、その場で予約が確定するのか。医院によって違うよね」
シャム「送ったつもりだったのに予約できていなかったら、困るね」
ハチワレ「だから、次に何が起こるかを案内する。そこで役立つのがHowTo。つまり、手順の説明だよ」
シャム「初めての人に道案内する感じ?」
ハチワレ「そのイメージでいいよ」
| 順番 | 案内したい内容 |
|---|---|
| 1.予約する | Web・電話など、利用できる予約方法 |
| 2.予約を確認する | いつ予約が確定するか、医院から連絡があるか |
| 3.来院を準備する | 持ち物、アクセス、来院時刻 |
| 4.受付する | 到着後の受付や問診の流れ |
| 5.診察・説明を受ける | 当日の進め方と、その後の相談の流れ |
※実際の予約・診療の運用に合わせて調整するための構成例です。

シャム「FAQは疑問への答えで、HowToは行動の案内なんだね」
ハチワレ「うん。何が分かったら、次に動けるか。 そこまで考えると、必要な説明が見えてくる」
シャム「この二つを入れれば、AIにもおすすめしてもらいやすくなるの?」
ハチワレ「FAQや手順の形にすることで、質問と答え、行動の順番は明確になる。ただ、それだけでAIから推薦されるとは言えないよ」
シャム「形をそろえるだけではなく、内容が患者さんの疑問に答えているかが大事なんだ」

8.ページの名前で、「ここに答えがある」と分かる?
シャム「ページの中身は、だいぶ整理できそう。ほかに見直すところは?」
ハチワレ「ページのタイトルも見てみよう」
シャム「医院名が入っていればいいんじゃないの?」
ハチワレ「医院名に加えて、そのページで何が分かるかも伝えたいね。初診案内なら、たとえばこう」
初めて受診される方へ|予約方法・持ち物・診療の流れ|○○歯科
シャム「これなら、持ち物を調べたい人も『このページだ』って分かるね」
ハチワレ「ページの概要を伝える説明文もあるよ。設定上は“メタディスクリプション”と呼ばれるものだね」
シャム「名前が急に難しくなった……」
ハチワレ「ページを開く前に、内容を短く紹介する文章だと考えてみよう」
○○歯科を初めて受診される方へ。予約方法、来院時の持ち物、受付から診療までの流れをご案内します。
シャム「これなら分かる。ページの案内文なんだ」
ハチワレ「Googleの検索結果では、この説明文が使われる場合も、本文から別の文章が選ばれる場合もある。設定した文章が必ずそのまま表示されるわけではないよ」[出典 3]

シャム「タイトルと説明文だけ良くしても、開いたページに答えがなければ困るね」
ハチワレ「そう。ページの案内と、実際に読める内容をそろえること。 まずはそこを確認しよう」
9.「誰が書いたか」だけでなく、「誰が確認したか」も分かるように
シャム「医療の説明を読むときって、内容が合っているか、自分では判断できないこともあるよね」
ハチワレ「だから、誰がどんな立場で説明しているかも大切になる」
シャム「院長先生の名前を載せるということ?」
ハチワレ「名前に加えて、実際に執筆・監修した人の所属や資格、情報を見直した日、説明の根拠などが分かると、読む人が確かめやすいね」
シャム「名前だけ載っていても、その人が本当に確認したのか分からないと困るね」
ハチワレ「うん。Googleも、著者が分かることや、出典・専門性を確認できることを、信頼性を考えるうえでの確認項目として挙げている。ただし、名前を付けるだけでAIに選ばれるわけではないんだ」[出典 4]
シャム「肩書きを飾るためではなく、情報の責任の所在を伝えるんだね」
ハチワレ「そう。医学的な内容なら、実際に内容を確認した医師などの情報を、役割が分かる形で載せたいね」
シャム「MADE IN CREWのコラムにも、執筆者の紹介があるよね」
ハチワレ「うん。記事の結論と合わせて、誰がどの立場で伝えているかを確認してもらえるようにしているよ」

10.全部やるのは大変。まず、初診案内の一ページを開いてみる
シャム「まず初診案内を一ページ、見直すんだね。でも、気になるところがいくつもあったら?」
ハチワレ「情報が間違っているところ、足りなくて次に進めないところから直そう。ここでは、架空の医院のページを使って考えてみるよ」
仮想例:予約ボタンはあるけれど、その先が分からない
以下は、情報の整理方法を示すための仮想例です。実在する医院やMADE IN CREWの支援実績、改善成果を示すものではありません。
シャム「このページには、こんな案内と予約ボタンだけがあるとするね」
初めての方もお気軽にご相談ください。ご予約はWebから。アクセスはお問い合わせください。
ハチワレ「これだけだと、初診もWeb予約できるか、送信した時点で予約が確定するかが分からない。所在地や来院前の準備も確認したいね。医院には、次のように聞いてみよう」
表は横にスクロールできます。
| 確認する質問 | 分かったことをどう直すか |
|---|---|
| 初診に使える予約方法は? 予約が確定するのはいつ? | 初診の受付方法と予約確定の条件を、予約ボタンの近くに明記する。説明と実際の予約画面が違う場合は、先に食い違いを解消する。 |
| 所在地・建物名・入口はどこ? アクセスページに案内がある? | 案内がなければ、確認した住所と入口の説明を追加する。別ページにそろっていれば、そのページへの分かりやすいリンクを置く。 |
| 初めて来る人に、事前に何を確認してほしい? | 医院が確認した持ち物と受付までの手順をまとめる。その後に、重複した説明や見出しを整える。 |
この例では、まず予約の行き違いにつながる情報を確認し、来院場所・準備の不足を補います。実際の優先順位は、自院で起きている問い合わせや案内の不一致に合わせて決めてください。

シャム「聞くことが具体的だと、受付のスタッフとも一緒に確認しやすそう。掲載文はどうまとめる?」
ハチワレ「確認できた内容を、次の案内文に入れてみよう。[ ]は差し替え欄だよ。未確認の情報をAIに埋めさせず、医院で確認してから使おう」
掲載文の完成形:初めて受診される方へ
下の文章は、医院ごとの情報を入れるためのひな形です。[ ]内を確認済みの内容に置き換え、不要な項目を削除し、リンクを設定してから掲載してください。
初めて受診される方へ
予約方法
初めて受診される方は、[初診に利用できる予約方法]からお手続きください。予約は[予約が確定する条件・タイミング]に確定します。予約の変更や手続きについてのご連絡は、[窓口・連絡方法・対応時間]で受け付けています。来院場所
所在地は[住所・建物名・階]です。入口は[入口の位置・目印]にあります。道順は[アクセスページへのリンク]をご確認ください。来院前の準備
お持ちいただくものは[医院が確認した持ち物]です。来院前に[医院が必要とする事前確認・手続き。不要ならこの一文を削除]をお願いします。到着後は[入口から受付までの手順]に沿ってお進みください。[初診に利用できる予約先へのリンク]
予約の説明が別ページにもある場合は、そちらも同じ運用にそろえます。上のひな形は予約・アクセス・受付の案内用です。診療内容や費用などの説明は、それぞれ必要な確認を行ってください。
シャム「文章ができたら、誰に確認してもらえばいい?」
ハチワレ「予約や受付の案内は、その運用を把握する担当者に。医学的な説明は、実際に内容を確認できる医師などにお願いしよう。何を、誰が、いつ確認したかも残しておくと見直しやすいよ」
シャム「制作側には、何を渡せばいいのかな?」
ハチワレ「確認済みの情報と、まだ決まっていない項目を分けて渡そう。担当と確認資料は、たとえばこんな分け方ができるよ」
表は横にスクロールできます。
| 情報・作業 | 確認する担当の例 | 確認資料・見直すきっかけ |
|---|---|---|
| 予約方法・予約確定・受付の案内 | 医院の受付・運営担当 | 予約システムの実際の画面と院内の運用。受付方法や連絡方法を変えるときに再確認する。 |
| 所在地・入口・持ち物 | 医院の担当者 | 現地と院内の案内。移転、入口の変更、必要な持ち物の変更に合わせて見直す。 |
| 診療方針・費用・医学的内容・注意点 | 内容を確認する医師など、医院側の責任者 | 実際の診療内容と説明の根拠。公開前と内容変更時に、正確性と掲載方法を確認する。 |
| ページ構成・リンク・検索への基本対応 | 制作側と医院の公開担当者 | 確認済み原稿、公開ページ、予約先の画面。反映後にスマートフォンでも確認する。 |

シャム「医院にしか分からない情報と、サイトの見せ方を分担するんだね。公開後は何を見ればいい?」
ハチワレ「まずスマートフォンで、初診案内から予約先まで進んでみよう。説明と画面に食い違いがないか、アクセスや持ち物が見つかるかを確認する。テストで実際の予約を作らないよう、送信前まで確認し、完了後の画面は医院と制作側で確認できる方法を決めよう」
重要な案内は画像だけにせず、本文のテキストでも読めるようにします。制作側は、ページへの内部リンクや、Googleがページを取得できる設定も確認します。Google公式資料でも、こうした基本対応が案内されています。[出典 1]
改善後は「どこで迷っているか」を確かめる
公開日と変更箇所を記録し、変更前後の同じ長さの期間を比べてみましょう。休診日、広告の変更、予約枠の状況なども一緒に記録すると、数字だけで早合点しにくくなります。
表は横にスクロールできます。
| 確かめること | 見方と、次に確認すること |
|---|---|
| 案内が見つかるか | 初診案内の閲覧数と予約リンクのクリックを、計測できる範囲で確認する。閲覧があるのにリンクが押されない場合は、まず表示位置・リンク切れ・説明不足を調べる。 |
| 予約・問い合わせの途中で止まっていないか | クリック、フォーム送信、予約確定を分けて扱う。完了まで計測できない場合は、その限界を記録し、クリック数を予約件数とみなさない。 |
| 同じ確認が繰り返されていないか | 受付で聞かれる予約方法・場所・持ち物の質問を、分類と件数で振り返る。患者さんの氏名や診療内容を、文章作成AIやアクセス解析へ入力しない。 |
問い合わせが減っても、説明が伝わった結果なのか、サイトを見る人が減ったのかは、件数だけでは判断できません。閲覧数や現場で残っている質問と合わせて確認します。
Google検索のAI機能による表示・クリックは、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」のデータに含まれます。その全体の増減だけで「AIからの引用が増えた」とは判断できません。[出典 1] ここで紹介した見直しは、案内の正確さと分かりやすさを改善するためのものです。AIによる引用・推薦、検索順位、予約件数の改善を保証するものではありません。
11.自院の文章で試せるプロンプトを、無料でお送りします
シャム「今の説明文を見直したいと思っても、最初の書き直しで止まってしまいそう。文章を考えるのが苦手な先生もいるよね」
ハチワレ「そんな先生向けに、MADE IN CREWでは、お問い合わせいただいた方へ、クリニック向けの文章最適化プロンプトを無料でお送りするよ。」
シャム「プロンプトって、AIにお願いするときの指示文?」
ハチワレ「そう。自院の説明文や、確認済みの情報をもとに、文章を見直すための下書きを作るものだね」
シャム「どんなことに使えるの?」
ハチワレ「今回の話に沿って、こんな内容を整理するために使えるよ」
- 患者さんの疑問に答えきれていない部分
- 質問と回答に分けたFAQ案
- 予約・受診までの流れの案
- ページのタイトルと説明文の案
- 公開前に院内で確認すべきこと
シャム「白紙から全部考えるより、下書きがあると進めやすそう」
ハチワレ「うん。ただし、AIが出した文章は下書き。診療内容や費用、対応方針が実際と合っているかは、医院で確認しよう」
シャム「書いていない情報を、AIが補ってしまうことも考えておかないとね」
ハチワレ「そう。患者さん個人の診療記録などを入力せず、公開できる医院の情報を使って進めよう。このプロンプトは説明を整理するためのもので、AI検索への掲載や推薦、予約の増加を保証するものではないよ」
シャム「どうすれば受け取れる?」
ハチワレ「お問い合わせフォームに、『クリニック向けAI検索対策プロンプト希望』と書いて送ってください」

自院の説明文を、一ページから見直してみませんか?
お問い合わせいただいた方へ、クリニック向けの文章最適化プロンプトを無料でお送りします。
お問い合わせ内容に、次の一文をお書きください。
「クリニック向けAI検索対策プロンプト希望」
自院なら、どこから直すべき? その段階から相談できます
シャム「プロンプトで文章の下書きができても、どのページに載せればいいかとか、サイトへの反映は迷いそうだね」
ハチワレ「そういう場合は、プロンプトの希望と一緒に、今の困りごとも伝えてみよう」
シャム「『FAQを作ってください』とか、依頼するものを決めていなくてもいいの?」
ハチワレ「うん。たとえば、こんな相談からで大丈夫だよ」
ホームページはありますが、予約につながっている実感がありません。初診案内や診療ページの、どこから見直すべきか相談したいです。
これから開業予定です。患者さんが知りたい情報を、ホームページにどうまとめるか相談したいです。
シャム「今の状況と、困っていることを伝えればいいんだね」
ハチワレ「そう。誰に来院を検討してほしいのか。その人は何を知りたくて、どこで迷うのか。そこを整理すると、必要なページや説明が見えてくる」
シャム「先生やスタッフが、普段どんな質問に答えているかも手がかりになるね」
ハチワレ「うん。診療で大切にしていることや、普段説明していることを伺いながら、どの情報を、どこで、どう伝えるかを考えていくんだ」
シャム「AI検索対策って聞くと、何か新しい文章を大量に作らないといけないと思っていたよ。でも、まずは医院の中にある説明を見直せるんだね」
ハチワレ「そのとおり。目の前の患者さんに伝えていることを、まだ来院していない人にも分かる形にしていこう」
先生が普段伝えている安心材料は、来院前の患者さんにも届いていますか?
「丁寧に説明している」
「不安を聞いてから進めている」
「費用について質問できる時間を設けている」
そうした対応をしていても、ホームページから分からなければ、初めての患者さんは判断できません。
MADE IN CREWでは、先生やスタッフに確認した情報をもとに、ホームページの内容と伝える順番を一緒に整理します。
自院の文章で試す方は「プロンプト希望」、整理から相談する方は「ホームページ改善の相談」とお知らせください。相談時には、サイトURL(お持ちの場合)、見直したいページ、予約方法など案内で困っていることが分かると、話を始めやすくなります。患者さんの個人情報や診療記録は送らないでください。

MADE IN CREWに、クリニックのホームページ改善を相談する
お問い合わせには、「プロンプト希望」「ホームページ改善の相談」など、ご希望をそのままお書きください。