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GA4 Guide

予算の使い道を、数字から考える

【2026年版】
GA4活用の第一歩
限られた集客予算を、どこに使うべきか?
(前編)

【2026年最新版】GA4活用の第一歩|限られた集客予算を、どこに使うべきか?(前編)
この記事でわかること

GA4の役割/集客の目標設定/確認したい3つの画面/計測の確認/改善の優先順位

MADE IN CREW 代表取締役 村田修平

Author

村田 修平株式会社MADE IN CREW 代表取締役

この記事の結論

広告費を増やすか、サイトを直すかを決める前に、目指す成果と現在の状況を整理しましょう。GA4で流入元・入り口のページ・申し込みまでの流れを確認し、実際の画面やお客さまの声と合わせて、予算を使う優先順位を考えます。

登場する2匹

集客担当のシャムと、顧客目線で考えるハチワレ。2匹の会話を通して、GA4を集客予算の判断に役立てる方法を考えます。

青い目と茶色い耳が特徴のシャム
総務と広報を兼任する、集客担当

シャム

小さな会社で、総務の仕事をしながら広報も担当。「ちょっとお願い」と頼まれると断れず、気づけば広告まで任されるように。張り切って始めたものの、最近は問い合わせの数字が気になって、管理画面を何度も開いてしまう。

新しい文房具と、昼休みの窓際の席が好き。考えごとをすると耳が少し傾く。困っていても最初は「大丈夫」と言いがちだけれど、ハチワレの前ではつい本音がこぼれる。

スーツを着て指示棒を持つハチワレ
シャムが頼りにしている、仕事の先輩

ハチワレ

営業の現場を長く経験してきた、シャムの相談相手。きちんとしたスーツ姿で少し近寄りがたく見えるけれど、話してみると気さく。自分にも空回りした時期があるので、失敗談を聞いても、まずは最後まで耳を傾ける。

休日は商店街をぶらぶらするのが好き。行きつけの店では、買い物より店主とのおしゃべりが長くなる。普段は落ち着いているのに、好きな店の話になると少し話が長い。シャムには、その脱線もけっこう気に入られている。

この記事の執筆者

この記事は、株式会社MADE IN CREW 代表取締役の村田 修平が執筆しています。

MADE IN CREWは、Web制作、LP制作、写真撮影、動画制作、グラフィックデザイン、採用クリエイティブなどを行うクリエイティブ制作会社です。クラウドソーシングサービスにおいて、3年連続で売上全国1位を獲得した実績をもとに、企業のWeb集客、問い合わせ導線の改善を支援しています。

この記事では、GA4で確認したい流入元・入り口のページ・申し込みまでの流れを、自社に置き換えながら考えられるように整理します。

広告費を増やせば、問い合わせも増えるだろうか。

ホームページを作り直せば、予約につながるだろうか。

それとも、もっと記事やSNSの投稿を増やすべきだろうか。

集客を強化したいと思っても、使える予算も時間も限られています。だからこそ、「とりあえずやってみる」だけでは決めにくいものです。

特に、経営や日々の業務、診療と並行して集客を考えている方なら、こう感じるのではないでしょうか。

「専門的なことは任せたい。でも、何にお金をかけるべきかは、納得して決めたい」

その判断を助けるものの一つが、Googleアナリティクス、通称「GA4」です。

今回は、集客を担当するシャムと、相談相手のハチワレが、難しい操作の前に知っておきたいGA4の使いどころを考えます。

実際の画面で確認したい場所も紹介しますが、操作をすべて覚える必要はありません。

「自社の場合は、何を確認してもらえばいいか」が分かること。 まずは、そこを目指して読み進めてみてください。

第1話|「もっと広告を出そう」で、本当に解決する?

〈シャムが、ホームページと集客のレポートを見比べています〉

シャム

ハチワレ、ちょっと相談していい? もっと問い合わせを増やしたくて、広告費を増やそうかと思ってるんだ

ハチワレ

今の広告からは、問い合わせが来ている?

シャム

少しは来てる。でも、もっと増やしたい。ホームページも古くなってきたし、作り直した方がいいのかな……

集客予算、次はどこに使う?
ハチワレ

広告もリニューアルも、お金がかかるね。まず、今どこで困っているかを分けてみよう

シャム

問い合わせが少ないことでしょ?

ハチワレ

それは結果だね。たとえば、お店に置き換えると分かりやすいよ

そもそも店の前を通る人が少ないのか。入ってくれた人に商品の良さが伝わっていないのか。買おうとしたのに、会計で困って帰ってしまうのか

シャム

ああ。同じ“売れない”でも、やることが違う!

広告を増やす前に、今を確認
ハチワレ

ホームページも似ているんだ

止まっている場所まず考えたいこと
来てほしい人に見てもらえていない知ってもらう方法や、届ける相手
見られているけれど、検討が進まない説明、費用、事例などの判断材料
申し込もうとしているのに、完了しないフォームや予約方法の使いやすさ
見つける・検討する・申し込む
シャム

会計で困っているなら、チラシを増やす前に、そこを直したいね

ハチワレ

そう。広告費を増やすことが有効な場合もある。ただ、今の流れを確認すると、先に手を入れたい場所が見つかることがあるんだ

第2話|GA4は、ホームページの中で起きていることを見る道具

シャム

でも、ホームページだと、お店みたいにお客さまの様子が見えないよね

ハチワレ

そこで役立つのがGA4だよ。サイトの閲覧や操作を記録して、行動の傾向を調べられる

シャム

毎月、“何人来ました”って報告されるやつ?

ハチワレ

それも一つ。でも、人数だけで終わらせるともったいないんだ

計測の設定に応じて、どこから来たか、何のページを見たか、問い合わせへ進んだか、といったことも調べられるよ

GA4では、ページの閲覧やボタンのクリックなどを「イベント」という単位で記録します。ここでは、サイトの中で起きた行動の記録と考えれば十分です。[1]

GA4は、行動を見る道具
シャム

つまり、“人は来ているけれど、サービスの説明まで見てもらえていない”みたいなことを調べられる?

ハチワレ

そう。どのページを経由して進んだかを調べる機能もあるよ。ただし、記録できている範囲で見るものなんだ[2]

シャム

GA4を使えば、何を直すべきか教えてくれるの?

ハチワレ

自動で正解が出るわけではないね。でも、“どこを詳しく調べるべきか”を考える材料になる

シャム

何となくデザインを変える前に、確かめられることがあるんだ

ハチワレ

そのために使いたいね。GA4の価値は、数字がたくさん見られることより、その数字を次の判断に使えることなんだ

数字を、次の判断に使おう

第3話|最初に決めるのは、「何人集めるか」より「どうなりたいか」

シャム

じゃあ、まずアクセスを増やす目標を立てようかな

ハチワレ

その前に、アクセスが増えて、どうなってほしい?

シャム

うちに合う相談が増えて、仕事につながってほしい!

ハチワレ

それなら、見るべき数字も、そこから考えよう

たとえば、企業のサイトなら、“対応できる案件の相談を増やしたい”。クリニックなら、“診療内容や受診方法を理解したうえで、初診の予約をしてもらいたい”かもしれないね

シャム

アクセス数だけだと、そこまで分からないね

ハチワレ

そう。次の三つに分けると整理しやすいよ

考えること問い合わせを増やしたい企業の例
理想はどういう状態か自社が対応できる相談が、必要な数だけ来ている
現状はどういう状態か閲覧はあるが、相談が少ない
何が足りないか見てもらう機会なのか、説明なのか、申し込みやすさなのかを調べる
まずは「どうなりたい?」
シャム

“何が足りないか”は、最初から分からなくてもいい?

ハチワレ

もちろん。そこを調べるために数字を使うんだ

それに、問い合わせ件数だけが増えても、対応できない相談ばかりでは困るよね。サイトの数字と、営業や受付で分かる実際の内容を合わせて考えたい

シャム

ホームページの成果って、画面の中だけで決まるわけじゃないんだ

増やしたいのは、どんな相談?

実際に見る場所①|どこから来た人が、問い合わせにつながっている?

シャム

目的は決まったけど、GA4を開いたら、最初にどこを見ればいい?

ハチワレ

集客の予算を考えるなら、まずは『トラフィック獲得』というレポートを見てみよう

シャム

名前がちょっと難しい……

ハチワレ

簡単にいうと、“今回、どこからホームページに来たか”を見る場所だよ。検索、広告、SNSなど、入り口ごとの状況を確認できるんだ

どこから来たかを確認
シャム

広告からたくさん来ていたら、その広告を増やす?

ハチワレ

来た数に加えて、問い合わせや予約まで進んだかも確認したいね

確認する場所:GA4の「レポート」内にある「トラフィック獲得」

画面に出てくる言葉分かりやすくいうと確認したいこと
セッションのデフォルト チャネル グループ検索・広告・SNSなどの入り口どの経路から来ているか
セッションサイトへの訪問の回数どれくらい訪問されているか
キーイベント設定した問い合わせ・予約などの重要な行動成果がどれくらい発生したか
セッション キーイベント率重要な行動が起きた訪問の割合訪問が成果につながっているか

※問い合わせ・予約に当たるキーイベントを選んで確認します。項目が表示されない場合は、レポートの編集や計測設定の確認が必要です。メニューの並びは、GA4の設定によって異なります。[3]

シャム

たくさん来る入り口と、相談につながる入り口は、同じとは限らないんだね

ハチワレ

そう。ただし、情報収集のきっかけになる経路もあるから、その場の問い合わせだけで切り捨てないことも大切だよ

訪問の数と、成果を見よう
シャム

広告費を増やす前に、“どこから、どんな結果につながっているか”を確認するんだ

ハチワレ

うん。さらに使った費用や、実際の相談内容も合わせると、予算の判断に近づけるね

シャム

似た名前の『ユーザー獲得』もあるけど、違うの?

ハチワレ

そちらは、その人が最初にサイトを訪れたときの入り口を見るもの。今回の訪問の入り口を調べたいなら、『トラフィック獲得』から始めると整理しやすいよ[4]

第4話|「見られているのに申し込まれない」を、自分が選ぶ側になって考える

ハチワレ

シャムが、初めての会社に仕事を頼むとしたら、何を知りたい?

シャム

うちの相談に対応できるか。だいたいどのくらい費用がかかるか。頼んだら、どう進むかも気になる

ハチワレ

それが分からないサイトに、“お気軽にお問い合わせください”とだけ書いてあったら?

シャム

ちょっと聞きづらいかも。予算が全然合わなかったら、お互い大変だし……

ハチワレ

クリニックを探すときも、似た場面があるよ

自分の症状を相談できるか。初めての日は何をするか。予約はどう取るか。そうした情報を確認したい人もいるよね

シャム

医院側では当たり前でも、初めての患者さんには分からないことがあるんだ

ハチワレ

そう。サイトを見てもらえていても、判断に必要な情報が足りず、次に進めない場合がある

初めての人に、判断材料を
シャム

その場合は、広告を増やすだけじゃ解決しにくそう

ハチワレ

まず説明を整える価値があるかもしれないね。ただ、数字だけで“説明不足が原因だ”とは決められない

どのページが見られているかに加えて、営業や受付でよく聞かれる質問も確認しよう

シャム

“料金について電話で何度も聞かれる”なら、サイトの説明も見直してみる、とか?

ハチワレ

そう。数字と、普段のお客さま・患者さんの声を合わせると、確かめたいことが具体的になるんだ

実際に見る場所②|お客さまは、トップページから来るとは限らない

シャム

説明を直すなら、まずトップページからかな?

ハチワレ

その前に、実際にどのページが入り口になっているか見てみよう。検索や広告から、サービス紹介や診療案内へ直接来る人もいるからね

シャム

トップページを見ずに、途中のページから入ってくるんだ!

ハチワレ

そこで使うのが『ランディング ページ』というレポート。訪問の最初に見られたページを確認できるよ

入り口は、トップページだけ?

確認する場所:GA4の「レポート」内にある「ランディング ページ」

確認するのは、主に次の二つです。

  • どのページから訪問が始まっているか
  • そのページから始まった訪問が、問い合わせ・予約につながっているか

ここでいうランディングページは、広告用に作った縦長ページだけを指す言葉ではありません。記事でも診療案内でも、その訪問で最初に開いたページが該当します。[5]

シャム

たとえば、初診案内から入る人が多かったら、そこだけ見ても予約方法まで分かるようにしたいね

ハチワレ

そう。企業のサービスページなら、“何を頼めるか”“どう相談するか”が、そのページから分かるかを確認したい

シャム

アクセスが多いページを、全部書き直せばいい?

ハチワレ

まずは役割を考えよう。用語を調べる記事と、依頼先を比較するサービスページでは、読者の目的が違うからね

よく見られていて、問い合わせや予約にも関係するページから確認すると、改善の優先順位を考えやすいよ

よく見られる大事なページから
シャム

サイト全体を何となく直すより、見てもらえている大事なページからなんだね

ハチワレ

ちなみに、入り口に限らず、サイト内でどのページが見られているかを調べるなら『ページとスクリーン』を使うよ

最初のページを見るものと、閲覧されたページ全体を見るものを分けて覚えると迷いにくいね[6]

第5話|申し込みの直前で、困らせていませんか?

シャム

説明を読んで、“相談したい”と思ってもらえたら、あとはフォームがあれば大丈夫?

ハチワレ

そのフォーム、自分のスマートフォンで最後まで使ってみた?

シャム

パソコンでは見たけど、スマートフォンでは最近確認してないかも

ハチワレ

小さい画面で入力すると、気づくこともあるよ

何を書けばいいか分からない項目がある。エラーの場所が見つからない。送った後、どうなるのか分からない。そんなことはないかな?

スマートフォンで使ってみよう
シャム

予約フォームだったら、“送信したら予約確定なの?”も気になるね

ハチワレ

そう。GA4では、必要な計測を整えることで、フォームを開いてから完了するまでの進み方を調べられるよ[7]

シャム

途中でやめた人が多かったら、そこを実際に使って確認するんだ

ハチワレ

そのとおり。ただ、外部の予約サービスへ移動する場合は、予約完了まで確認できるか、設定やサービス側の対応を確かめたいね

シャム

予約ボタンを押した人の数と、予約が入った数は、同じとは限らないんだ

ハチワレ

大切なポイントだよ。“申し込もうとした”と“申し込みが完了した”を分けると、改善したい場所が見えやすくなるんだ

ボタンを押すことと予約完了は別

第6話|GA4を入れていても、「知りたいこと」が取れていない場合がある

シャム

うちはGA4が入っているから、今の話は全部確認できるんだよね?

ハチワレ

そこは、一度確認しよう。導入してあることと、必要な行動が正しく記録されていることは、同じではないんだ

シャム

数字はたくさん出ているのに?

ハチワレ

ページを見た回数がたくさんあっても、問い合わせが完了したか分からなければ、その成果は判断しにくいよね

シャム

欲しい材料がそろっているかが大事なんだ

ハチワレ

そう。料理を作りたいのに、必要な材料がそろっていなければ困るよね。分析も、目的に合った材料を集めることから始まるんだ

GA4、入れただけになっていない?
シャム

設定は難しそうだけど、担当の人には何を聞けばいい?

ハチワレ

この三つで、話を始められるよ

① 問い合わせ・予約の「完了」は、計測できていますか?

② ボタンのクリックと、実際の完了を分けて見られますか?

③ どこから来た人が、完了まで進んだか確認できますか?

担当者には、この3つを聞こう
シャム

これなら、専門用語を知らなくても聞けるね

ハチワレ

GA4では重要な行動を“キーイベント”として設定できるけれど、最初から用語を全部覚える必要はないよ。まずは“実際の問い合わせを数えられているか”を確認しよう[1]

シャム

データが取れていなかったら?

ハチワレ

今後の判断に必要な計測を整える。計測していなかった過去の行動は、後からGA4で全部取り戻せるわけではないからね

実際に見る場所③|フォームのどの段階で止まっているかを見る

シャム

問い合わせの完了を計測できたら、その途中も見られる?

ハチワレ

必要な行動が記録されていれば、『ファネルデータ探索』で確認できるよ

シャム

また難しい名前が出てきた……

ハチワレ

“申し込みまでの階段を、どこまで上がったか”を見るものだと思ってみて

確認する場所:GA4の「探索」→「ファネルデータ探索」

たとえば、次のような手順を設定します。

設定する段階確認する行動
① フォームを開く問い合わせ・予約の入力画面に来た
② 入力を始める実際に記入を始めた
③ 送信が完了する正常に申し込みが完了した

設定した順序に沿って、各段階に進んだ人数や、途中で進まなくなった状況を確認できます。単に別々のページの閲覧数を並べる方法とは異なります。[8]

申し込みの、どこで止まる?
シャム

開いたのに入力していない人と、入力したのに完了していない人を分けて考えられるんだ

ハチワレ

そう。開いた段階で止まるなら、必要事項が分かりにくいのかもしれない。入力後に止まるなら、エラーや入力の負担を確かめたいね。どちらも、数字から考える仮説だよ

シャム

スマートフォンだけで起きているかも確認できる?

ハチワレ

『デバイス カテゴリ』という項目で分けると、スマートフォンとパソコンなどを比べられるよ。画面では、スマートフォンが『mobile』、パソコンが『desktop』と表示されることがある

シャム

スマートフォンで進む人が少なかったら、自分でも入力してみるんだね

ハチワレ

うん。ただ、数人だけの違いで結論を出さないようにしよう。同じ期間・同じ条件で比べて、実際の画面も確認するんだ

シャム

この設定は、詳しい人と一緒にやってもよさそう

ハチワレ

もちろん。“予約フォームのどこで止まっているか、スマートフォンとパソコンで比べたい”と伝えられれば、調べる目的は十分に共有できるよ。

第7話|数字は「原因の答え」ではなく、「調べる場所の手がかり」

シャム

数字がそろえば、予算の使い道もすぐ決まる?

ハチワレ

候補を絞りやすくなるよ。ただ、数字だけで決めつけないことも大切なんだ

シャム

たとえば?

ハチワレ

スマートフォンでフォームを完了する人が少なかったとしても、入力しにくいことが原因とは限らない

移動中に見て、後でパソコンから申し込んでいる人もいるかもしれないし、情報収集を始めたばかりの人が多い可能性もある

シャム

行動は分かっても、気持ちまでは分からないんだね

ハチワレ

そう。だから、数字で気になる場所を見つけたら、実際の画面や、相談内容も確認する

数字は、調べる場所のヒント
シャム

そのうえで、“ここが使いにくいのでは?”と考えて、少し直してみる?

ハチワレ

うん。そして、直した後も数字を見る

問い合わせの件数はどうなったか。完了まで進む割合は変わったか。自社で対応できる相談につながっているか

シャム

変えて終わりじゃなくて、確かめるところまでなんだ

ハチワレ

そう。時期や広告の配信量が変わることもあるから、前月より増えたというだけで、変更の効果だとは言い切れない。それでも、記録を残して確かめることで、次の判断材料が増えていくよ

数字で場所を絞る。実際の状況を確かめる。小さく直して、もう一度見る。

この繰り返しが、限られた予算を使う優先順位を考える助けになります。

小さく直して、もう一度見る

第8話|結局、広告とサイト、どちらにお金をかければいい?

シャム

最初の相談に戻るけど、うちは広告を増やすべき? サイトを直すべき?

ハチワレ

今の状態を確認して、次のように考えてみよう

確認できた状況予算を使う候補
来てほしい人に、十分に見てもらえていない広告や検索、紹介など、接点を増やす取り組み
サービスや診療の説明が、検討する人の疑問に答えていないページの説明、事例、よくある質問の整備
入力や予約の操作で、具体的な問題が見つかったフォームや予約の流れの改善
問い合わせ・予約の成果を正しく確認できない計測の確認と、必要な設定の整備
シャム

いきなり“広告かリニューアルか”の二択にしなくていいんだね

ハチワレ

そう。今あるページの説明を整える方が先かもしれないし、計測を直すことから始まるかもしれない

もちろん、サイト全体の使い勝手に問題があれば、大きく見直す必要もあるよ。規模を先に決めず、必要なことから考えたいね

シャム

じゃあ、最初は何をすればいい?

ハチワレ

直近の問い合わせや予約を振り返ってみよう。どんな人に来てほしくて、実際にはどんな相談が来ているか。そして、その間の流れをどこまで確認できているか

シャム

足りないところが分かってから、お金をかける場所を決めるんだ

ハチワレ

そうすれば、施策を選ぶ理由も説明しやすくなるよ

最終話|「何を頼めばいいか分からない」から、相談していい

シャム

GA4って、マーケティング担当者が操作を覚えるためのものだと思ってた

ハチワレ

代表や院長にとっても、“次の予算をどう使うか”を考える材料になるんだ

シャム

でも、経営や日々の業務をしながら、設定も分析も全部やるのは難しいな

ハチワレ

全部を一人で抱えなくていいよ。自社で整理したいのは、まずこの三つ

  • どんな問い合わせ・予約を増やしたいか
  • 今、何にお金や時間をかけているか
  • どの判断に困っているか
シャム

“GA4でこのレポートを作ってください”まで決めなくていい?

ハチワレ

もちろん。“集客費を増やしたいけれど、今のサイトのままでいいか分からない”という相談で大丈夫

予算の使い道から、一緒に整理

広告を増やすべきか。

ホームページを直すべきか。

まず、今の成果を確認するところから始めるべきか。

自社に当てはめると迷う方は、MADE IN CREWへ、現在の状況をお聞かせください。

私たちが大切にしているのは、何を作るか、どこに広告を出すかを決める前に、目指す成果と今の課題を整理することです。

「ホームページはあるけれど、問い合わせにつながっている実感がない」

「広告の報告は届くけれど、予算を増やしてよいか判断できない」

「クリニックの予約を増やしたいが、どこから見直せばよいか分からない」

そんな段階から、ご相談いただけます。

難しい資料を用意する必要はありません。今のホームページや、手元にある集客の報告、営業・受付で感じていることが、話を始める材料になります。

限られた集客予算を、次はどこに使うべきか。

その判断から、一緒に考えてみませんか。

MADE IN CREWに、集客予算・ホームページ改善について相談する

後編では、数字を「次の改善案」に変える方法へ

前編では、目標を決め、必要な数字を確認し、調べる場所を絞る考え方をご紹介しました。

まず見る場所は、次の三つです。

知りたいこと確認するレポート・機能
どこから来た訪問が、成果につながっているかトラフィック獲得
どのページが、サイトへの入り口になっているかランディング ページ
問い合わせ・予約までの、どの段階で止まっているかファネルデータ探索

後編では、集めた情報をどう比べ、AIも活用しながら改善案を考えるかを、シャムとハチワレが具体例で解説します。

「数字は確認できた。では、何を変えてみる?」

その先を、一緒に考えていきましょう。

参考資料

Google アナリティクス公式ヘルプ。画面・メニューは設定や更新によって異なります。

  1. Google アナリティクス ヘルプ:イベントについて
  2. Google アナリティクス ヘルプ:経路データ探索
  3. Google アナリティクス ヘルプ:トラフィック獲得レポート
  4. Google アナリティクス ヘルプ:ユーザー獲得レポート
  5. Google アナリティクス ヘルプ:ランディング ページ レポート
  6. Google アナリティクス ヘルプ:ページとスクリーンのレポート
  7. Google アナリティクス ヘルプ:見込み顧客獲得フォームのレポート
  8. Google アナリティクス ヘルプ:ファネルデータ探索

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