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Clinic Marketing Column

「とりあえずLINEも作っておこう」と考えている方へ

【クリニック開業前に確認】
そのLINE、本当に予約につながる?
患者を取りこぼさない
LINE公式アカウント設計

【クリニック開業前に確認】本当に予約につながる?患者を取りこぼさないLINE公式アカウント設計
この記事でわかること

LINEを作っても予約につながらない理由Web予約・Instagramとの役割分担開業前に決めたい7つの設計ポイント配信内容・頻度・KPIの考え方自院運用か外注かの判断基準

MADE IN CREW 代表取締役 村田修平

Author

村田 修平株式会社MADE IN CREW 代表取締役

この記事の結論

LINEは「情報を配信するツール」ではなく、「予約前に離脱しそうな患者との接点を残し、来院・再来院までつなぐ仕組み」として考えることが重要です。Google・広告・SNSで見つけてもらい、ホームページで詳しく知ってもらい、LINEでつながりを残して予約や再来院へつなげる。この全体像の中でLINEの役割を決め、目的→登録経路→登録する理由→リッチメニュー→登録直後の体験→不安解消→来院後までを設計します。そして見るべきは友だち数ではなく、予約や再来院につながったかどうかです。

クリニックの開業準備を進めていると、ホームページ、Googleマップ、予約システム、SNSなど、準備しなければならないものが次々と出てきます。

その中で、「LINE公式アカウントも、とりあえず作っておいた方がいいよね」と考えている方も多いのではないでしょうか。実際、クリニックとLINE公式アカウントは相性のいい組み合わせです。

ただし、ここで一つ確認してほしいことがあります。そのLINE、本当に予約につながる設計になっていますか?

アカウントを開設する。リッチメニューを作る。「Web予約はこちら」というボタンを置く。たまに休診案内を配信する。もちろん、それ自体が間違っているわけではありません。ただ、それだけでは「LINEを作った」状態にはなっても、患者さんが予約するまでの導線を作った状態にはなっていないことがあります。

特に開業直後は、広告やGoogle検索、SNSなどからせっかく見込み患者がWebサイトへ来ても、その場ですぐ予約する人ばかりではありません。料金を確認したい。ほかの医院と比較したい。どんな先生なのか知りたい。本当に自分の症状で受診していいのか不安。家族に相談してから決めたい。そうして一度Webサイトを閉じられると、そのまま他院へ流れてしまうこともあります。

そこでLINEを、「情報を配信するツール」ではなく、「予約前に離脱しそうな患者との接点を残し、来院・再来院までつなぐ仕組み」として考えることが重要になります。

この記事では、これからクリニックを開業する院長・事務長・開業担当者の方に向けて、LINE公式アカウントをどう設計すれば予約や集患につながりやすくなるのかを、患者導線から順番に解説します。

検索・公式サイト・LINE登録・予約・来院をつなぐクリニックの患者導線図
この記事の執筆者

この記事は、株式会社MADE IN CREW 代表取締役の村田 修平が執筆しています。

MADE IN CREWは、Web制作、LP制作、写真撮影、動画制作、グラフィックデザイン、採用クリエイティブなどを行うクリエイティブ制作会社です。クラウドソーシングサービスにおいて、3年連続で売上全国1位を獲得した実績をもとに、企業のWeb集客、問い合わせ・予約導線の改善を支援しています。

この記事では、Webサイト制作や集客導線設計のご相談を受ける中で感じていること、現場での経験則を踏まえて、実務に近い視点で解説します。

まず結論。LINEは「患者を集める場所」より「取りこぼさない場所」と考える

クリニックのWeb集客を考えるとき、Google検索やGoogleマップ、Web広告、Instagramなどがよく使われます。これらの役割は、患者さんにクリニックを見つけてもらうことです。

たとえば、Googleで「新宿 皮膚科」と検索する。Googleマップから医院を探す。Instagramで症例や院内の雰囲気を見る。広告を見てホームページへ来る。ここまでは「集める」施策です。

一方でLINEは少し性質が違います。見込み患者に友だち追加してもらえば、その後も必要な情報を届けたり、予約ページへ誘導したり、来院後に必要な案内を届けたりできます。

つまり、

Google・広告・SNS=見つけてもらう
ホームページ=詳しく知ってもらう
LINE=つながりを残し、予約や再来院へつなげる

という役割分担です。LINE単体で考えるより、この全体像から考えた方が導入目的が明確になります。

認知から比較、LINE登録、予約、来院、再診までの患者導線マップ

せっかく広告費を使って集めても、予約前に患者は離脱する

たとえば、開業に合わせてGoogle広告を出したとします。患者が広告をクリックしてホームページへ来る。診療内容を見る。料金を見る。医師紹介を見る。でも、その場では予約しない。こうした行動は珍しくありません。

その患者が数日後、「やっぱり診てもらおうかな」と思ったとしても、クリニック名を覚えていなければ、またGoogleで検索します。すると当然、競合クリニックも出てきます。

つまり、せっかく広告費を使って一度接点を持てたのに、次に検討するときには、またゼロから競合と比較される可能性があります。

ここでLINE登録という接点を残せていれば、「初めて受診する方へ」「よくある質問」「Web予約はこちら」「診療内容について」といった情報を後から確認してもらえます。

だからLINEは、単なる情報発信ツールというより、一度獲得した見込み患者との接点を切らさないための仕組みとして考えると分かりやすいのです。

クリニックのサイトを見てもすぐ予約せず比較検討して離脱する患者心理の図解

Web予約があるならLINEはいらない?役割はまったく同じではない

「すでにWeb予約システムを導入する予定だから、LINEはいらないのでは?」という疑問もあると思います。この2つは役割が違います。

Web予約システムは、「予約すると決めた人」が予約するための仕組みです。LINEは、「まだ予約するか決めきれていない人」や「すでに来院した人」と接点を保つ仕組みとして使えます。

たとえば、Google検索 → ホームページ → まだ予約するか迷う → LINE登録 → FAQや診療案内を見る → 不安が解消される → Web予約、という導線です。逆に来院後なら、来院 → LINE登録 → 必要な案内を受け取る → 次回来院時期 → 再予約、という使い方もできます。

つまり、Web予約かLINEか、ではなく、LINEからWeb予約へどうつなぐかを考えることが大切です。

Web予約だけの場合とLINEを組み合わせた場合の患者接点の違いを比較した図解

InstagramがあってもLINEを考えたい理由

Instagramもクリニック集客では有効な媒体です。ただ、Instagramは基本的に患者側から見に来てもらう媒体です。投稿しても、すべてのフォロワーへ必ず情報が届くわけではありません。

一方でLINEは、友だちになっているユーザーへこちらから情報を届けられます。そのため、InstagramやGoogleで知ってもらい、LINEで関係を維持するという使い分けができます。

たとえば美容クリニックなら、Instagramで症例を見る → プロフィールからホームページへ → LINE登録 → 施術内容・FAQ・医師紹介を確認 → カウンセリング予約、といった導線も考えられます。

LINEは他の集客媒体と競合するのではなく、他媒体で集めたアクセスを次の行動へつなぐ役割として組み込むのがポイントです。

クリニックとLINE公式アカウントの相性がよい5つの理由を示す図解

「LINEを作る」前に決めたい7つの設計ポイント

ここから具体的な設計に入ります。重要なのは、リッチメニューやステップ配信などの機能から考えないことです。

LINE公式アカウントにはさまざまな機能がありますが、すべて使えば成果が出るわけではありません。まず、何のためにLINEを導入し、患者導線のどこで使うのかを決めます。

STEP1|「LINEで何を改善したいのか」を決める

最初に決めたいのが目的です。同じクリニックでも、新規患者の予約を増やしたい、再診率を高めたい、電話問い合わせを減らしたい、自費診療について理解してもらいたい、休診案内を確実に届けたい、予約導線を分かりやすくしたい、ではLINEの作り方が変わります。

たとえば新規予約が目的なら、見込み患者をLINEへ登録 → 医院・診療内容を理解 → 不安を解消 → Web予約という流れを設計します。再来院が目的なら、来院時に登録 → 必要な情報を届ける → 適切な時期に案内 → 再予約という設計になります。

つまり、「LINEを導入する」が目的になってはいけないということです。

クリニックのLINE公式アカウント導入目的を5つに整理した図解

STEP2|患者がLINEへ登録する場所を決める

LINE公式アカウントを作っただけでは友だちは増えません。どこから登録してもらうのかまで設計します。

開業クリニックであれば、大きく二つの導線があります。一つは、まだ来院していない見込み患者。Webサイト、Google、SNS、広告などを見た人です。もう一つは、すでに来院した患者。受付、会計、次回予約など、院内で接点を持った人です。

ここで重要なのは、見込み患者と既存患者では、LINEへ登録する理由が違うことです。見込み患者なら、「予約方法をすぐ確認できる」「初診時の疑問を確認できる」「診療内容やアクセスが簡単に分かる」という利便性。既存患者なら、「次回予約への導線」「休診・診療時間変更の確認」「来院後に必要な情報」などが価値になります。

登録経路ごとにQRコードやURLを分けておけば、どこから登録されたのかを把握しやすくなり、その後の改善にもつなげられます。

来院前・来院時・来院後にLINE友だちを集める接点一覧

STEP3|「友だち追加してください」だけでは弱い。登録する理由を作る

LINE登録を増やしたいとき、院内にQRコードを置くだけ、ホームページにLINEアイコンを置くだけでは、思ったほど登録されないことがあります。患者さんからすると、「登録すると自分に何のメリットがあるの?」という疑問があるからです。

「LINE公式アカウント始めました。ぜひご登録ください」より、「予約・診療案内・アクセスをLINEからまとめて確認できます」の方が、登録する理由が分かります。

公式サイトやGoogle、SNS、院内案内からLINE友だち追加につなぐ集患導線

また院内でも、QRコードを置いて終わりではなく、「次回からLINEから予約ページをすぐ開けます」「診療時間の変更などもこちらから確認できます」とスタッフから一言案内した方が、自分との関係を理解してもらいやすくなります。

原則として重要なのは、メリットを具体的に伝えること → 登録方法を簡単にすること → 実際の患者接点で案内することです。

クリニックのLINE友だち追加を増やす5つのコツを示す図解

STEP4|リッチメニューは「きれいなメニュー」ではなく患者の迷いを減らすもの

クリニックLINEで重要度が高いのがリッチメニューです。トーク画面の下部に常時表示されるため、患者にとってはLINE内のナビゲーションになります。

ただし、「6枠使えるから6個置こう」という考え方ではありません。患者がLINEを開く目的から考えます。たとえば、Web予約、診療案内、初めての方へ、アクセス、よくある質問、問い合わせなどです。

特に大切なのは、最もしてほしい行動を分かりやすくすることです。予約を増やしたいのに、「Instagram」「採用情報」「院長ブログ」「YouTube」などが同じ強さで並んでいると、患者が迷う可能性があります。

リッチメニューは、何を載せるかより、患者に次に何をしてほしいかから設計します。

患者が迷わず予約できるクリニック向けLINEリッチメニュー設計例

STEP5|登録直後の体験を設計する

友だち追加直後は、患者の関心が比較的高いタイミングです。ところが、「友だち追加ありがとうございます。」だけ送って終わってしまうアカウントもあります。

たとえば登録直後に、「このLINEでできること」「初診の方が確認しておきたい情報」「よくある質問」「Web予約」へ自然に誘導できれば、患者が次の行動を取りやすくなります。

クリニック開業前に最低限そろえたいLINE公式アカウント初期設定の図解

さらに必要に応じてステップ配信を使えば、友だち追加 → クリニックについて → 診療内容 → よくある質問 → 予約案内、というように、一定の順番で情報を届けることもできます。

重要なのは、自動配信そのものではありません。患者が予約するまでに知りたいことを、どの順番で理解してもらうかです。

LINE友だち追加後に不安解消から予約へつなぐステップ配信例

STEP6|「とにかく予約ボタン」ではなく、予約までの不安を減らす

LINEを予約につなげたいと考えると、「予約はこちら!」というCTAを増やしたくなります。ただ、予約しない原因が「ボタンが見つからない」だけとは限りません。

患者の頭の中では、「この症状で受診していい?」「初診はいくら?」「どの先生が診る?」「どれくらい時間がかかる?」「自費診療を勧められない?」など、さまざまな不安があります。その疑問が残ったまま、「今すぐ予約!」と言われても動きません。

LINEでは、FAQ、医師紹介、診療内容、初診案内、院内の雰囲気、受診までの流れなどを使って、不安を減らしたうえで予約へ進んでもらうことが重要です。

患者を動かす前に、動けない理由を取り除く。この視点があるだけで、LINEの役割はかなり変わります。

STEP7|予約後・来院後まで設計する

LINE活用というと、新規患者の獲得ばかりを考えがちです。ただ、店舗型ビジネスとして見ると、LINEが強いのはむしろ関係維持やリピートのフェーズです。

クリニックに置き換えるなら、予約後、来院後、次回来院までにも活用余地があります。たとえば診療科や運用方針に合わせて、予約後に必要な情報、来院前に確認してほしいこと、定期受診に関する案内、休診・診療時間変更、患者向けの有益情報などを届けることができます。

ここまで設計できると、LINEは単なる集客ツールではなく、初診前から再来院まで患者との接点をつなぐ基盤になります。

新規患者と既存患者に、同じ情報を送る必要はない

LINEへ登録している人の中には、まだ一度も来院したことがない人、一度来院した人、定期的に通院している人、自費診療に関心がある人など、さまざまな患者が混ざります。この人たちへ毎回まったく同じメッセージを送る必要はありません。

見込み患者なら、「初めての方へ」「医師・医院について」「FAQ」「予約」といった情報が重要です。既存患者なら、来院後の案内や再来院に関する情報の方が価値があるかもしれません。

最初から高度な分岐を大量に作る必要はありませんが、「全員に同じものを送ればいいわけではない」という前提は持っておいた方がいいでしょう。

クリニックで優先したいLINE公式アカウント機能5選のインフォグラフィック

何を配信する?「医院が伝えたいこと」だけになっていないか

LINEを始めると、次に悩むのが「何を配信すればいいの?」という問題です。ここでありがちなのが、医院からのお知らせばかりになることです。

キャンペーンや新しい治療のお知らせなども必要ですが、患者にとって役立つ情報がなければ、LINEを見る理由がなくなります。

クリニックなら、季節性の症状について、受診の目安、セルフケア、よくある質問への回答、診療内容の説明、医師・スタッフ紹介、患者が勘違いしやすいポイント、診察前に知っておきたいことなどが考えられます。

クリニックLINEで患者に役立つ配信ネタ7例をまとめた図解

ポイントは、「こちらが言いたいこと」より「患者が今知りたいこと」を優先することです。

患者に役立つLINE配信テーマと配信頻度の考え方を示す図解

配信頻度は「週○回」が正解ではない

店舗ビジネスでは週1〜2回程度が一つの目安として使われることがあります。ただしクリニックで、「週1回送ると決めたから」という理由だけでメッセージを送る必要はありません。

大切なのは、受け手がその情報を必要としているかです。毎週有益な情報があるなら配信する価値があります。一方、内容の薄いメッセージを頻繁に送れば、ブロックにつながる可能性もあります。

逆に、急な休診、診療時間変更、必要性の高い季節情報などは予定していなくても送る価値があります。

配信回数を決めるより先に、誰に、何を、何の目的で送るかを決めます。

クリニックLINEの配信頻度と緊急連絡の考え方を示すガイド

配信カレンダーまで作っておくと「LINE担当者が止まる」を防げる

LINEは作ったものの、数か月後には配信が止まっている。これは珍しくありません。原因の一つは、毎回その場で「今月何を送ろう?」と考えていることです。

開業前にある程度、配信日、テーマ、配信する相手、配信目的、必要な素材、院内確認担当などを決めた簡単な運用カレンダーを作っておくと、継続しやすくなります。

特に医療機関では、一般企業以上に、「誰が文章を作るか」だけではなく、「誰が内容を確認するか」が重要です。

「友だち数が増えた」で満足しない。見るべきは予約につながったか

LINEを始めると、「友だちが100人になった」「500人を超えた」という数字が目につきます。もちろん友だち数は重要です。しかし、友だち数そのものが経営成果ではありません。

クリニックであれば、最終的には、LINEを経由して予約や再来院につながっているかを見たいところです。運用では、友だち追加数、有効友だち数、ブロック率、開封率、クリック率、LINE経由予約数、登録後予約率、再来院率などを確認します。

たとえば友だち数が1,000人いても、予約につながっていないなら設計を見直す必要があります。逆に300人でも、その中から安定して予約・再来院につながっているなら、十分意味があります。

友だち数ではなく、患者導線の次へ進んだかを見る。

LINE登録率、予約完了数、登録後予約率、ブロック率、再診率などのKPI図解

LINEの機能を全部使う必要はない

LINE公式アカウントには、メッセージ配信、ステップ配信、リッチメニュー、リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、ショップカード、クーポン、チャット、LINEコールなど多くの機能があります。機能一覧を見ると、「全部設定した方がいいのでは?」と思ってしまいます。

ただ、機能を増やすほど成果が上がるわけではありません。たとえばクリニックなら、まず、予約への導線、患者が必要とする基本情報、適切なメッセージ配信を整えるだけでも役割は作れます。そこから必要に応じて自動配信やセグメントなどを追加していけば十分です。

機能から考えるのではなく、患者導線で必要になった機能だけ使う。この順番をおすすめします。

LINEにもデメリットはある

便利なLINE公式アカウントですが、LINEだけに依存するのもおすすめできません。

一つはプラットフォーム依存です。LINE側の仕様・料金・規約などが変更される可能性があります。これはLINEに限らず、InstagramやGoogleなど外部プラットフォーム全般に共通するリスクです。

もう一つが配信コストです。友だちやメッセージ数が増えるほど、運用方法によっては配信費用も増えます。

だからこそ、「友だちを大量に集めて、とにかく全員へ送る」ではなく、必要な患者へ、必要な情報を、必要なタイミングで届ける設計が重要になります。

セグメント配信や自動応答でLINE配信コストを抑える運用方法の図解

開業後にLINEを足すより、開業前に患者導線として考えておく

もちろん、開業後からLINEを導入することもできます。ただ、これから開業するのであれば、できるだけ早い段階で役割を決めておくメリットがあります。

なぜならLINEは単体で存在するものではないからです。ホームページ、Web予約システム、Googleビジネスプロフィール、Instagram、広告、院内POP、受付対応。こうした接点とつながっています。

ホームページを完成させてから、「やっぱりLINEも入れたい」となると、導線やボタン、予約システムとの接続などを追加で見直すことになります。

最初から、認知 → ホームページ → LINE → 予約 → 来院 → 再来院まで一本の線として考えておけば、それぞれの役割を決めやすくなります。

自院で作る?LINE構築を外注する?判断基準は「患者導線まで考えられるか」

LINE公式アカウントそのものを作ることは、それほど難しくありません。アカウントを開設する。プロフィールを設定する。予約ページへのリンクを置く。簡単なリッチメニューを作る。ここまでは自院でも可能です。

一方、Google・SNS・広告からどうLINEへ誘導するのか、Webサイト上のどこでLINE登録を促すのか、見込み患者と既存患者をどう分けるのか、登録後に何をどの順番で届けるのか、予約システムへどうつなぐのか、どの数値を見ながら改善するのか、院内スタッフが継続して運用できる形にするにはどうするのか、まで考えると、単なる初期設定とは少し違います。

外注する場合も、「おしゃれなリッチメニューが作れる会社」だけで決めない方がいいでしょう。

クリニックLINEを自院運用する場合と外注する場合の判断基準

LINE構築会社へ相談するときに聞いてみたいこと

制作会社やLINE構築会社へ相談するのであれば、完成イメージだけを見るのではなく、

  • 「LINEの友だちはどこから集める想定ですか?」
  • 「ホームページ・Google・SNS・予約システムとはどうつなげますか?」
  • 「新規患者と既存患者で役割をどう変えますか?」
  • 「何をKPIとして改善しますか?」
  • 「開業後はスタッフだけでも運用できますか?」

といった点まで確認してみてください。

ここに具体的な説明があるかどうかで、LINEの制作をしている会社なのか、患者導線まで考えている会社なのかが見えやすくなります。

よくある質問

クリニック開業前にLINE公式アカウントは作った方がいいですか?

必須ではありません。ただし導入する予定があるなら、ホームページや予約システムを作る段階でLINEの役割まで決めておくと、後から導線を継ぎ足すより整理しやすくなります。

Web予約システムがあってもLINEは必要ですか?

役割が異なります。Web予約は予約手続きそのものに強く、LINEは予約前の情報提供や来院後の関係維持などに使えます。そのため、LINE → Web予約という導線として併用する方法があります。

LINEから何を配信すればいいですか?

診療時間変更や休診情報だけでなく、患者が受診前に知りたいことや、症状・診療内容に関する有益な情報などが考えられます。「医院から知らせたい情報」だけではなく、患者が受け取りたい情報かを基準に考えることが大切です。

友だちはどうやって増やせばいいですか?

Webサイト・SNS・広告などオンライン上の接点だけでなく、受付・会計・次回予約時など院内での案内も重要です。単にQRコードを掲示するだけではなく、登録すると何が便利になるのかを具体的に伝えます。

LINE公式アカウントは自院で運用できますか?

基本的な配信であれば可能です。ただし継続するためには、配信担当、確認担当、配信頻度、テーマ、予約システムへの導線などを先に決めておいた方が運用しやすくなります。複雑な自動化をする前に、まず自院で無理なく続けられる設計を作ることが重要です。

まとめ|LINEを作るのではなく「患者が予約するまで」を設計する

クリニック開業前に確認したいLINE公式アカウント予約導線チェックリスト

クリニックのLINE公式アカウントで一番避けたいのは、「とりあえず作ったけれど、結局ほとんど予約につながっていない」という状態です。

成果を考えるなら、LINE単体を見るのではなく、Google・広告・SNS → ホームページ → LINE → Web予約 → 来院 → 再来院までを一つの患者導線として考えます。そして、何のためにLINEを使うのか、誰に登録してほしいのか、なぜ登録するのか、登録後に何を伝えるのか、どこで予約へ誘導するのか、来院後にどうつなぐのか、何を数値として追うのか、を決めていきます。

ここまで整理すると、LINE公式アカウントは単なる「お知らせ配信ツール」ではなく、広告や検索で獲得した患者との接点を残し、予約・来院・再来院へつなぐ仕組みとして使えるようになります。

特に開業準備中は、Webサイト、LINE、予約システム、Googleマップ、SNSなどを別々の会社・担当者が進め、完成した後になって「これ、どうつなぐんだっけ?」となりやすいタイミングでもあります。

株式会社MADE IN CREWでは、LINEだけを単独で考えるのではなく、Webサイトや集客施策も含めて、「患者さんがどこでクリニックを知り、何を見て安心し、どこから予約し、その後どう再来院につながるのか」という導線から整理するご相談が可能です

  • 「LINEを作るべきかどうかもまだ決まっていない」
  • 「予約システムとのつなぎ方が分からない」
  • 「開業前にWeb集客全体を一度整理したい」

という段階でも構いません。

いきなりLINE構築を発注するというより、自院の場合、LINEをどこに置くと患者を取りこぼしにくくなるのか。そこを一度整理してから決めるのがおすすめです。

Contact

LINEを作る前に、患者導線のどこに置くかを整理しませんか。

「LINEを作るべきかまだ決まっていない」「予約システムとのつなぎ方が分からない」「開業前にWeb集客全体を一度整理したい」という段階でも構いません。開業予定の診療科・地域、準備中のWebサイトや予約システム、想定している集患方法をお聞かせください。いきなりLINE構築を発注する前に、自院の場合どこにLINEを置くと患者を取りこぼしにくくなるのかを、患者導線の視点から一緒に整理します。