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Googleビジネスプロフィールは、地域のお客さまが工務店を見つけ、相談先として確かめる入口です。正確な基本情報、施工写真、口コミへの対応を整え、ホームページの相談案内へつなげましょう。目指すのは、地域で「まず相談したい会社」になることです。
「施工には自信がある。でも、地域からの問い合わせが思うように増えない」
「ホームページも作ったし、施工事例も載せている。次は広告費を増やした方がいいのだろうか」
そんなとき、一度確認していただきたい場所があります。
自社の名前をGoogleで検索したときに出てくる、写真や口コミ、会社情報です。
例えば、お客さまが知人から、あなたの工務店を紹介されたとします。
「丁寧に相談に乗ってくれる会社だよ」と聞き、気になって社名を検索する。そこで目に入った写真が古く、どんな家を建てているのか分からず、相談方法も見つからなかったらどうでしょうか。
紹介で生まれた関心を、十分に後押しできないかもしれません。
反対に、施工の雰囲気や担当者の顔、相談できる内容が分かれば、「一度、話を聞いてみよう」と考える材料になります。

その入口を整えるために活用したいのが、Googleビジネスプロフィールです。
今回は、難しい専門用語をできるだけ使わず、地域のお客さまに見つけてもらい、家づくりの相談につなげる考え方を紹介します。
Googleビジネスプロフィールは、検索したお客さまが会社を確かめる場所です。
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示されるビジネス情報を、無料で管理できるサービスです。会社の所在地や営業時間、電話番号、ホームページなどの情報を整えられます。[1]

飲食店を探すとき、写真や口コミを見て「ここにしようかな」と考えた経験はないでしょうか。
工務店でも、検索した人は会社の情報を見ながら、相談先として検討します。ただ、食事と家づくりでは、判断の重さが違います。
家づくりを考えている人には、こんな疑問があります。
- 自分たちが好きな雰囲気の家を建てているだろうか。
- 建てたい地域に対応しているだろうか。
- 予算が決まっていなくても相談できるだろうか。
- どんな人が話を聞いてくれるのだろうか。
- 土地探しから相談できるのだろうか。
ここで目指したいのは、その場で家の契約を決めてもらうことではありません。
「自分たちの家づくりについて、まず相談してみたい」と思える判断材料を届けることです。
そのためには、地図に会社名が載っているだけでは足りません。お客さまが何を確かめたいのかを考え、情報を整える必要があります。

「地域の工務店を探す人」と「あなたの会社を確かめる人」では、必要な情報が違います。
Google検索で目にする表示は、大きく二つの場面に分けると理解しやすくなります。
一つは、「○○市 工務店」のように検索して、地図と一緒に複数の会社が表示される場面です。このような検索結果を「ローカルパック」と呼びます。
もう一つは、具体的な会社名を検索して、その会社の写真や所在地、口コミなどの詳細情報が表示される場面です。一般に「ナレッジパネル」と呼ばれる表示に当たります。表示の位置や内容は、端末や検索状況によって変わります。

名前を覚えるよりも、見ている人の気持ちの違いを押さえておきましょう。
| 検索する場面 | お客さまが考えていること | 伝えたい情報 |
|---|---|---|
| 「○○市 工務店」で探す | この地域には、どんな会社があるのだろう | 対応する家づくり、施工の雰囲気、所在地、特徴 |
| 紹介された会社名で調べる | 自分たちも相談して大丈夫だろうか | 担当者、仕事への姿勢、口コミへの対応、相談方法 |
| 訪問前にもう一度調べる | どこへ、何時に行けばよいのだろう | 営業時間、入口、駐車場、連絡先 |

つまり、Googleビジネスプロフィールは、新しく会社を知ってもらうためにも、紹介や広告で生まれた関心を相談につなげるためにも使える場所です。
「うちは紹介が中心だから関係ない」と考える前に、紹介された人が何を見るかまで確認してみてください。

上位に表示されることと、相談先に選ばれることは、両方考える必要があります。
「どうすればGoogleマップで上に出ますか?」
集客を考えると、気になるところだと思います。
Googleは、地域の検索結果を決める主な要素として、次の三つを挙げています。
| 要素 | 分かりやすく言うと |
|---|---|
| 関連性 | 探している内容と、その会社の情報がどれくらい合うか |
| 距離 | 検索している人から、その会社がどれくらい離れているか |
| 知名度 | その会社がどれくらい知られているか。ウェブ上の情報や口コミなども関係する |
会社情報を正確に充実させることは基本ですが、順位は複数の要素で決まります。Googleにお金を払って、通常のローカル検索の順位を上げてもらえるわけではありません。[2]

ここで忘れたくないのが、表示された後です。
検索結果で見つかっても、どんな工務店なのか分からなければ、相談する理由は生まれにくいでしょう。
例えば、平屋を検討している人に、平屋の施工事例が見つからない。土地探しから相談したい人に、その対応が伝わっていない。
実際には力になれるのに、情報がないために候補から外れてしまうとしたら、もったいないことです。
順位を確認するのと同時に、「この情報を見て、自社に相談したくなるだろうか」と考えることが大切です。
最初に整えたいのは、お客さまが迷わない基本情報です。
写真を増やす前に、会社名、電話番号、営業時間、ホームページへのリンクなどが正しいかを確認してください。
例えば、相談できる時間と、現場に出ていて事務所が不在になる時間が混ざっていないでしょうか。定休日や臨時休業は分かるでしょうか。ホームページのリンクは、きちんと開くでしょうか。
「行けば誰かいると思ったのに、閉まっていた」
「電話したいけれど、この番号でよいのか分からない」
こうした迷いは、情報を整えることで減らせます。
工務店なら、特に次の項目を確認したいところです。
| 確認したい情報 | お客さまにとっての意味 |
|---|---|
| 対応するサービス | 新築、リフォームなど、何を相談できるか |
| 対応地域 | 自分の建築予定地でも依頼できるか |
| 営業時間・定休日 | いつ連絡、訪問できるか |
| 相談の予約方法 | 電話やフォームなど、どこから申し込むか |
| 外観・入口・駐車場 | 初めてでも迷わず訪問できるか |

なお、お客さまが来店する事務所と、訪問対応だけを行う拠点では、適切な住所の表示方法が異なります。来店を受け付けていない場合は、住所を非表示にしてサービス提供地域を設定するなど、実際の営業形態に合わせます。[3]
施工写真は、「きれいな家ですね」で終わらせないことが大切です。
ここは、特に力を入れていただきたい部分です。
せっかく丁寧に施工していても、写真が暗い、何を写したのか分からない、古い写真しかない。その状態では、仕事の良さを十分に伝えられません。
ただし、立派な完成写真を並べれば、それで十分というわけでもありません。
お客さまが想像したいのは、そこでの暮らしや、その工務店に相談する自分の姿です。

例えば、次のような写真をそろえると、伝えられる情報が広がります。
| 写真 | 伝えたいこと |
|---|---|
| 建物の外観・室内 | どんなデザインや空間づくりをしているか |
| 収納・家事動線・素材の細部 | 暮らしやすさのために、どこを工夫しているか |
| 施工中の様子 | 完成後には見えない部分で、どんな仕事をしているか |
| スタッフや打ち合わせスペース | 誰に、どんな場所で相談するのか |
| 事務所の外観・駐車場 | 初めて訪ねるときに、どう行けばよいか |

写真選びでは、「自分たちが見せたいもの」と「お客さまが確かめたいもの」が重なる場所を探します。
例えば、子育て世帯の家づくりを得意としているなら、家全体の写真に加えて、玄関収納や洗濯動線が分かる写真も判断材料になります。
ただし、写真だけで性能や使い勝手のすべてが伝わるわけではありません。詳しい設計意図や条件は、ホームページの施工事例で説明すると理解を深められます。
施主さまの住宅や人物を掲載する場合は、掲載の許可や公開範囲を確認しましょう。暮らしの様子や個人情報が、意図せず写り込んでいないかも確認が必要です。
まずは、自社の写真をスマートフォンで見てみてください。
「何を大切にして家を建てる会社なのか」が、初めて見る人にも伝わるでしょうか。
口コミでは、星の数だけでなく、会社の対応も見られています。
家づくりでは、完成した建物に加えて、打ち合わせの進め方や説明の分かりやすさなども気になるものです。
自社が「丁寧に対応します」と説明するだけでは分からないことを、実際に利用した人の口コミから確かめようとするお客さまもいるでしょう。

口コミをお願いするときは、投稿する場所が分かるリンクやQRコードを用意すると案内しやすくなります。Googleも、こうした方法で口コミを依頼することを案内しています。[4]
例えば、対応の一区切りで、次のように伝えられます。
よろしければ、今回のご相談や家づくりについて、率直なご感想をお寄せください。投稿は任意です。
大切なのは、お客さま自身の言葉で、実際の体験を書いてもらうことです。
口コミと引き換えに特典を渡す、星5をお願いする、満足した人だけに投稿を求める、といった進め方は避けます。Googleは、特典付きの口コミや、肯定的な口コミだけを選んで募る行為などを禁止しています。[5]
目指したいのは、評価を操作することではなく、実際の仕事や対応が伝わる状態です。

悪い口コミが付いたときほど、落ち着いた返信が必要です。
「身に覚えのない口コミが付いたら、どうすればいいのか」
不安に感じる方もいると思います。
まず、内容と社内の記録を確認してください。実際の不満なのか、別の会社との取り違えなのか、ポリシー違反が疑われる投稿なのかで、対応は変わります。
| 状況 | 対応の考え方 |
|---|---|
| 自社の対応に問題があった | 事実を確認し、必要な謝罪と改善内容を伝える |
| 内容だけでは出来事を特定できない | 決めつけず、確認のために個別の連絡をお願いする |
| 別の会社との取り違えが疑われる | 確認できた範囲を丁寧に伝え、再確認をお願いする |
| ポリシー違反が疑われる | Googleへの報告を検討する |

低評価という理由だけで削除されるとは限りません。一方、ポリシー違反が疑われる口コミは報告できます。返信では個人情報を公開せず、必要に応じて電話やメールでの個別対応につなげます。[4]
また、証拠がない段階で「競合の嫌がらせだ」と決めつけることも避けたいところです。
返信は、投稿者だけに向けた文章ではありません。
これから依頼するかもしれない人が、「問題が起きたとき、この会社はどう対応するのか」を知る材料にもなります。
感情的に言い返すより、確認できた事実と、対応する姿勢を簡潔に伝えることを意識してください。

Googleビジネスプロフィールとホームページを、ひと続きで考えましょう。
Googleビジネスプロフィールを整えるときに、ホームページも一緒に見てほしい理由があります。
プロフィールで関心を持った人が、次に知りたいことを探す場所になるからです。
例えば、施工写真を見て「こういう家が好きだな」と思った人が、ホームページへ進んだとします。
そこで同じ事例が見つからず、相談できる内容も分からなければ、また探し直さなければなりません。
逆に、施工事例の詳しい説明から、家づくりの考え方、相談の流れへと進めれば、自分たちに合う会社かを判断しやすくなります。
役割を分けるなら、次のように考えられます。
| 場所 | 主に伝えたいこと |
|---|---|
| Googleビジネスプロフィール | どんな会社か、どこにあるか、どんな施工をしているか |
| ホームページの施工事例 | どんな要望に対し、どのような工夫をしたか |
| 家づくり・サービスの説明ページ | 対応範囲、進め方、費用の考え方 |
| 相談案内ページ | 誰が対応するか、何を相談できるか、どう申し込むか |

相談案内では、工務店側にとって当たり前のことも説明します。
「土地が決まっていなくても相談できるのか」
「予算のことから聞いてもよいのか」
「最初の相談では何をするのか」
「何か持っていく必要があるのか」
これらに、自社の実際の対応に沿って答えてください。
相談する前に感じる小さな不安を、一つずつ減らすことが、問い合わせへの後押しになります。

新しく事務所を開くなら、開業前から情報を整えられます。
独立や新拠点の開設を予定している場合も、営業開始後まで準備を待つ必要はありません。
Googleでは、開業日を1年先まで設定でき、開業日を入力してオーナー確認を行うと、開業の90日前からプロフィールを表示できます。「登録できるのが90日前から」という意味ではありません。[6]

例えば、チラシや広告で会社を知った人が検索したときに、所在地や開業予定日、どんな相談ができるかを確認できるようにしておく。
このように、ほかの集客施策と一緒に準備すると、興味を持った人を案内しやすくなります。
ただし、施工中の住宅や一時的な見学会会場を、常設の営業拠点と同じように登録できるとは限りません。拠点の登録はGoogleの掲載条件に沿って行います。[7]
見られた回数に加えて、相談につながったかを確かめます。
情報を整えた後は、反応を見ながら改善していきます。
Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスでは、表示や検索に関する情報のほか、通話ボタン、ウェブサイトへのリンク、ルート検索などの行動を確認できます。利用できる指標はプロフィールによって異なります。[8]
ここで気をつけたいのは、数字の意味です。
通話ボタンが押された回数は、実際に電話がつながった件数とは違います。ルート検索も、来店した人数そのものではありません。
そのため、問い合わせの記録と合わせて確認します。

例えば、相談時に「何を見て知っていただきましたか」「相談前に参考にした情報はありますか」と聞く方法があります。
紹介で会社を知り、Googleマップで口コミを確認し、ホームページから申し込んだ人もいるかもしれません。その場合、どれか一つだけが集客に貢献したとは言い切れません。
お客さまが相談するまでに、何を見て、何が安心材料になったのか。
そこが分かると、次に増やしたい写真や、説明すべき内容が見えてきます。
まずは、自社を知らない人のつもりで検索してみてください。
最初から、すべてを完璧にする必要はありません。
今日できる一歩は、スマートフォンで自社の名前を検索し、初めて見る人の立場で確かめることです。
- どんな家づくりをする会社か分かるか。
- 写真は、今の自社の仕事を伝えているか。
- 誰に相談するのか想像できるか。
- 営業時間や連絡先は正しいか。
- ホームページで、知りたい情報の続きを読めるか。
- 相談したいと思ったとき、申し込み方が分かるか。

できれば、営業や設計の担当者だけでなく、普段問い合わせを受けているスタッフにも見てもらってください。
「お客さまから、これはよく聞かれる」
その一言が、追加すべき情報の手がかりになります。
写真が足りないなら、必要な場面を洗い出す。相談方法が分かりにくいなら、案内を直す。口コミが未確認なら、内容を読んで対応を考える。
一つずつ整えていくことで、地域のお客さまが相談先を選ぶための材料が増えていきます。
写真も、ホームページも、Googleビジネスプロフィールも。まとめて相談できます。
ここまで読んで、「必要なことは分かったけれど、現場や打ち合わせの合間に全部進めるのは難しい」と感じた方もいるかもしれません。
施工写真を撮る。会社の強みを文章にする。プロフィールを整える。ホームページを見直す。相談につながる流れをつくる。
それぞれを別々に考えると、どこから手をつけるべきか迷いやすくなります。
MADE IN CREWでは、写真の撮影・見せ方から、ホームページの制作・改善、Googleビジネスプロフィールの情報充実まで、一体でご相談いただけます。

最初から「写真を何枚撮りたい」「このページを作りたい」と、依頼内容を決めていただく必要はありません。
「施工には自信があるけれど、問い合わせが増えない」
「今の写真では、自社の良さが伝わっていない気がする」
「広告費を増やす前に、今の集客の入口を見直したい」
まずは、その状況をお聞かせください。
どんなお客さまに相談してほしいのか。その人が会社を知り、比較し、問い合わせるまでに、何を伝える必要があるのか。
そこから、必要な写真や情報、ホームページの役割を一緒に整理します。
現場で積み重ねてきた仕事の良さを、まだ出会っていない地域のお客さまにも伝える。
そのための入口づくりに、Googleビジネスプロフィールを活用してみませんか。
MADE IN CREWに、工務店の集客・写真・ホームページについて相談する
お問い合わせには、「Googleビジネスプロフィールを含め、自社の集客を見直したい」とお書きいただければ大丈夫です。
参考情報
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